1945年、女性実業家セリーヌ・ヴィピアナ(Celine Vipiana)が夫、
リチャードとともに開いた皮革の子供靴専門店がその発祥です。
セリーヌの子供靴はパリの革職人の技術を生かしたもので、
上流階級を中心に支持を集めました。
顧客の増加とともにアイテムも増加してゆき、
59年にレディースの靴、65年に香水とスカーフ66年にハンドバックがスタートしました。
ブギーバッグはデザイナーの交代に伴って廃盤となりましたが、
いまだに人気が高いモデルです。
白いバッグなので、少しのくすみも他の色のバッグに比べて、
目立って見えます。
底面近くの四隅も革の銀面(表面)が擦れて周りと色の差が出てしまっています。
全体的に薄く黄ばんだ様にも見えています。
メンテナンスメニューは「クレンジング+全体補色」です。
バッグの本来のお色目その物を職人がお作りして、入れて行きます。
銀面が擦れて無くなって目立っていた四隅も色を入れる事で、
目立たなくなっています。
薄くあった黄ばみの目立たなくなり、見映えが良くなっています。
これからの季節はお洋服が落ち着いた色になって行きますので、
バッグ等小物を指し色にお使いになっても良いかもしれません。